今年も年の瀬を迎える頃となりました．1月よりこの12月まで年間を通して町制施行50周年の記念行事が続きましたが、改めて皆様のご協力に感謝し御礼申しあげます。町として歩んだ半世紀の足跡を大切にこれからもよりよい町づくりをめざして前進出来るよう力をつくしたいと思います。
   10月7日の町制50周年記念式典をはじめ、盛り沢山の記念行事が続いた年でした。町民共通の思い出として心に刻まれればと思います。このように計画が予定通り実行できましたのも、皆様のご協力の賜物であることはもとより、この町が災害も少なく、実に安全で安心できる町だからだと思います。県内各地の竜巻被害や遠く大島の台風被害などを思えば、なんと平穏な町であり住みやすい町なのだろうと思います。
   さてそんな野木町ですが皆様には過日、水道水へのカビ臭混入の件で大変ご迷惑をおかけし、責任者としまして深くお詫び申しあげます。原因につきましては確定出来てはいませんが思川上流の農業用ため池の干し上げ放流の後、臭いが発生しているので何らかの因果関係はあるものと思われます。水質に問題はなく人体への影響はなかったものの、今後このような事のないように上流部とのなお一層連絡体制を強化することを申し合わせました。町では広報車で周知し、給水車3台を配置して給配水に努めました。災難はいついかなる時に発生するとも限りませんので、今後も油断することなく心していきたいと思います。この水道トラブルに対しまして、壬生町や栃木市、宇都宮市などから早速心温まる援助の手がさしのべられましたことをここにお知らせ致します。自治体といえど人と人のおつきあいと同じです。暖かい思いやりが本当に大切だとしみじみ感じました。皆様良いお年をお迎え下さい。

2013年広報のぎ12月号掲載