野木町では現在、「読書のまち宣言」に向けて準備を進めているところです。私達の生活に彩りを与え、心豊かな精神生活を充実させるためにも是非読書の効用に目覚める年としたいと思っています。
我が町では幼児期から本に親しんで頂くために色々な活動をしてきました。ブックスタートや読み聞かせ活動など図書館を中心にボランティアの皆様のご協力をいただいてまいりました。お陰様で親子のふれあいの場で本(絵本)が果たす役割も多くの方達に認識されているものと思われます。これは町にとって大きな財産であり大変幸せなことです。長年にわたって地道な活動を重ねて下さったボランティアの皆様には心より感謝致します。読書のまち宣言に向けて更にお力を発揮していただくように願っています。
学校でも朝の読書活動等で本に親しむ環境は沢山あると思います。さらに各学校図書館の整備充実も大切な課題だと思います。図書館が子供達のよりどころとなり心豊かな成長の一助となってくれればなによりです。
また「家読(うちどく)」のすすめをこの際広く行いたいとも思っています。家庭で親子で本を拡げて一緒に読む機会を多くしていただき、静かな親子の交流が促進されればと思います。
多くの情報メディアに囲まれてともすれば心に残る情報が希薄になりがちな現在、昔からある「本」を改めて見直し、その中の限りなく広い世界を再確認出来る年となれますよう努力してまいりたいと思います。
一冊の本に出会えた喜び、その中の一文に励まされた記憶、素晴らしい感動を与えてくれた数々の本、本は心の友といってもいいかもしれません。読書のまち宣言を文化の薫り高い野木町づくりのまず第一歩にしたいと思います。今年の秋には宣言を実現したいと思いますので、皆様のご協力を宜しくお願い致します。
2014年広報のぎ2月号掲載