年の瀬に向かう今日この頃、終わりに向かって今年の反省をしっかりと試み、来年に向けてせめて一つでも目標を掲げて過ごしていければと思っています。
   さて今年はなんと言っても関東東北豪雨の災害に、災害が少ないとみられていたこの野木町が被害に遭い、多くの方々にご心配をかけました。また、特に床上浸水により、日常生活に支障を被った方々、並びに床下浸水の被害に遭われた皆様方におきましては心よりお見舞い申し上げると共に、一日も早い復興をお祈りいたします。
   町の方でも床上浸水の方の改修費に対する支援事業並びにその他復旧費用の利子補給等の施策を設定いたしました。農作物被害につきましては、作物、作付けに応じての支援策、また設備の被害につきましても十分考えてまいります。いずれにしましても、就農意欲がそがれることのないように、と願っております。その他商・工業につきましては、被害がありませんでした。また、今月28日までは義援金の受付も行っておりますので、会計に御申し出て頂ければ幸いです。
   この度の浸水被害につきましては、原因を検証し、来年2月頃には対策を打ち出したいと思っています。いずれにしましても災害時の自助・共助・公助をはっきり意識づけると共に自分の命は自分で守る原則をしっかりと認識できるようにと思っています。また、今回の災害に当たりましては、多方面の方々に過分なるお見舞いを頂きましたことを心より感謝いたします。有り難うございました。
   今年はそのようなわけで水害に見舞われた年として記憶されると思います。私達の町の安全・安心策を再構築する覚悟で検討してまいります。減災対策はしっかりと作り上げなければと肝に命じております。来年こそは町民の皆様と共に、より良い年に出来ればと願っております。どうぞ寒さも厳しくなる折、皆さま方のご健勝をお祈りいたします。

2015年広報のぎ12月号掲載