この冬は暖冬ということで、各スキー場では雪不足の為にオープンできないでいる所も多くあるということです。ここ数年の「異常気象」についてはエルニーニョ現象の影響もあるのかも知れません。大雨、大雪、竜巻、暖冬と次々に現れる通常とは違う現象には戸惑うばかりです。
   野木町としましては昨年9月の大雨被害が一番印象深い事です。現在町では被害をよく検証し、有効な対策を検討していく途上ですので、ご理解を頂ければと思います。再発防止に向けて検討してまいります。災害に遭われた多くの皆様には心よりお見舞いを申しあげます。
   さて、野木町は比較的災害が少ない方の自治体であるとは思いますが、大小はともあれ、いざ災害に遭ってみますとこれは普段からの危機意識が大変重要であると認識せざるを得ません。そして地域での人と人との連携や繋がりが大切であることも当然ながら実感いたしました。
   町では高齢者や障がい者の日常生活見守り支援として、「安全安心見守りネットワーク」を全町に広げましたが、災害時にもこれを大いに活用出来れば良かったと思います。
   しかし、緊急な避難指示がでた場合などはまず「自分の命は自分で守る」事が先決であり、それが一番の前提になると思います。その上で自主防災組織や見守りネットワーク、民生委員、自治会、区長の連絡連携の体制づくりが出来ればと考えております。
   皆様の避難所である各小中学校の体育館の受け入れ体制も改善していきます。また消防団の皆様には仕事をもつ傍ら常に町の安全安心のために貢献して下さり感謝いたします。
   地域の安全は地域で力を合わせて築きあげ、特に高齢者や避難困難者に対しては皆で気を配っていただければ幸いです。町も最大限の努力をして更に安全なまちづくりを目指して行きます。どうぞ宜しくご協力の程をお願いいたします。

2016年広報のぎ2月号掲載