6月に入り、ジューン・ブライドの季節となりました。お幸せな花嫁にちなんで、私たちも幸せのお裾分けを味わいたいですね!
さて、野木町では、毎年フクロウの営巣が観察され、今年も野木神社での営巣が確認されています。多くの人たちがレンズに収めようとして、境内はにぎわっていることでしょう。そろそろひな鳥が巣立つ頃となって、あるいはかわいいふわふわの白い幼鳥にお目に掛かれるかもしれません。お父さんが一生懸命餌を運び、お母さんはしっかりと雛に餌を与えて協力し合って子育てする様子は、まさしく「子育てしやすい町に相応しい風景といっていいでしょう。
渡良瀬遊水地の豊かな自然と、そこに隣接する野木町に広がる豊かな高木樹林の存在が、フクロウの生息に合っているのだと思います。フクロウも住みやすい環境は、豊かな自然が残っている証拠で、うれしい限りです。静かに見守ってほしいということで、私も大体のところしかわかりませんが、町内の別の地域にもフクロウの存在が報告されています。
フクロウといえば、「不苦労」(苦労なし)、「福朗」(福が来て朗らかな様子)、「福老」(年を重ねるにつれ、益々幸せを招いてくれる)等々、縁起がいい鳥です。西洋では、学問の守り神でもあると聞きますので、野木の子どもたちもしっかり勉強に取り組んでほしいと思います。このように招福の象徴「フクロウ」は町の鳥でもあります。みんなで末永く見守っていきましょう。幸せを運んでくれる「フクロウ」にちなんで現在「招福のまち野木町」として町内外に発信しています。ぜひ皆様のもとにも、より多くの幸せが訪れますようにお祈りいたします。
ところで、このたび野木町煉瓦窯が「恋人の聖地」に認定されました。聞いただけでも幸せになれそうです。また新しい物語の始まりです。若者が集い合える恋人の聖地として皆様と共に盛り上げてまいりたいと思います。
2017年広報のぎ6月号掲載