今年の夏もあっという間に過ぎ去り、いつの間にか澄み切った秋空にとんぼが似合う季節になりました。年とともに、過ぎ去る時の流れが速く感じるのは私だけでしょうか。「時間よ止まれ!」と、感動の一瞬をゆっくりと味わいながら過ごしていきたいとも思いますが、現実は毎日の色々な出来事に翻弄されて、あわただしく過ぎていくのが精一杯です。
そのような中で、今年の夏も、町内各地区において色々な催しにお招きいただき、頑張る皆様の熱い思いに心から感動し、流れる汗も気持ちのいいものだったことを、いつまでも忘れられないでいます。
かつて各地の神社等では、五穀豊穣を祈ってでしょうか、夏まつりには神輿が練り歩いて、力強い掛け声があちこちで聞かれたものでした。近ごろでは神輿の担ぎ手も少なくなって、なかなか出来なくなってしまったのが現実というところです。しかし、私はある夏の一日のうちに、「新橋祭り」、公民館の「ふれあい夏祭り」、「川田納涼祭」と三か所にお招きいただきまして、各地を回って地域の皆様が暑さに負けもせず、一生懸命祭りを盛り上げているお姿を目の当たりにして、本当に元気をいただいた次第です。準備にも時間がかかっていたと思いますが、そのうえでの当日の盛り上がりは野木町にとって「町民が主役」そのものだと思いました。ぜひこれからも続けていっていただきたいと思います。
また夏の終わりに、のぎまちづくりネットワークの皆様による「えんにち」の行事の一環として「ビールまつり」が行われましたが、これも多くの人を楽しませてくれた素晴らしい企画でした。恒例の行事として、町外からもたくさんの方がお見えになっていました。いつもはまじめな顔の人たちも、ほろ酔い気分で自然と顔がほころんでいました。
あっという間の夏でしたが、野木町各地域それぞれの方たちのお力により、暑さも吹き飛ぶほどの盛り上がりに感動をいただき、心から楽しませていただいたことを、ここに感謝致したいと思います。これからも頑張って続けてくださるよう願っております。
2017年広報のぎ10月号掲載