人は皆、誰でも「幸せになりたい」と願っていると思います。若い時は「私の幸せ」オンリーであったのが、だんだん年とともに「より多くの人の幸せ」を願う事が多くなったのは、私が年を重ねたからでしょうか。皆の幸せを願い、それが成就した時の喜びは、また自分にとってさらに至福の時でもあります。
ところで「幸せ」なんて簡単に探し当てることはできません。チルチルとミチルが懸命に訪ね歩いた「幸せの青い鳥」の話は有名ですが、彼らも結局、青い鳥は「鳥かごの中」つまり自分の心の中に、あるいは、ごく身近なところにある事に気が付きます。「日常の中にこそある幸せ」に気づく事は、そうそうありませんが、とても素敵な話だと思います。幸福論はいろいろあるでしょうが、幸せ招く「招福の鳥、ふくろう」が毎年、野木神社に営巣していることは、私たちにとって嬉しい話題です。フクロウは不苦労、福老、福朗、福来、などとも書かれて、縁起のいい鳥ですので、われわれの誇りとして、これからも大切に見守っていきたいですね。
また、ほかに嬉しい話題として、煉瓦窯と渡良瀬遊水地のハート池が「恋人の聖地」に認定された関係で、ホフマン館前に記念モニュメントである「幸せのハート」が制作されます。若者たちの待ち合わせスポットになったり、愛の架け橋になればと思っています。さらに、4月28~30日まで、デスティネーションキャンペーン(DC)の一環として、煉瓦窯周辺の芝生上で関東最大級となる大フラワーカーペット制作、展示発表が行われます。多くの皆様のご参加、ご来訪をお待ちしております。(詳しくは本紙8ページをご参照ください。)
野木町は幸せ招く「招福の町」として、「ひまわりの里、野木」とともに、これから大きく発信していければと思っています。
2018年広報のぎ3月号掲載