野木町では今年も野木神社のケヤキの高木にフクロウが営巣してくれて3羽の雛がかえりました。自然界の営みは変わることなく季節を感じて循環していることに、ホット安堵しています。三羽のつぶらな目で下に広がる人間界の動きを見ている姿はなんとも微笑ましく幸せな気分に浸ってしまいます。まさしく幸せ運ぶ「招福の鳥」そのものです。雛が順調に育ってくれることを、多くの人々が見守ってくださっています。
それとは別に、川田や丸林、潤島等他の地域でも、夜になると鳴き声が聞こえるとの報告が多数あります。私も「ほーほーほほー」とやさしく威厳のある鳴き声を聞いたことがあり、自然と眠りに誘われる思いでした。野木町には縁起がいいフクロウが最近特に増えているのかもしれません。生物多様性に富んだ地域である証拠だと思います。
また新聞で記事にもなりましたので、すでにご存じかも知れませんが、野木町にも4、5月と、続けてコウノトリが飛来して田んぼのドジョウやカエルなどをゆっくりとついばんでいました。足の鑑札から「ひかる」君であると確認されました。私が知らせを受けて見学に向かいました圃場は、自然有機農法で長年営農しているところでしたので、コウノトリも豊富な餌があるところをよく知っていると感心しました。
町にはまだまだ豊かな自然が残っているのだと実感した次第です。皆さん、これかも力を合わせて野木町の自然を守っていきましょう。
2018年広報のぎ6月号掲載