春の息吹が感じられる季節となってまいりました。冬から春となる季節の節目とともに、3月から4月にかけて、進級や進学、就職、転勤など環境の変わる方も多いと思います。この節目の時を迎えて、それぞれの第一歩が、更に力強い歩みとなりますことをお祈りしております。
さて、人生でもいくつかの節目があると思いますが、その一つの「成人」という節目が、今年4月から大きく変わろうとしています。これまでは20歳以上とされていた成人年齢が民法の改正により「18歳以上」が成人となるということです。
世界では、20歳からの成人は少数派で、多くの国で、18歳以上が成人となっております。少子高齢化が進む中、若い人に早くから世の中、特に政治に目を向けて、社会の構成メンバーの一員としての意識を持っていただくためにも大切な変更と考えております。
18歳からは選挙権を持っているので、今回の変更でよりいっそう責任ある「大人」となります。若い力をお持ちの皆さんの、まちづくりへの積極的な発言を期待しています。町の未来づくりに18、19歳の皆さんもご参加いただき、伸びゆく、持続可能な町づくりのために是非力を発揮してください。
ただし、喫煙や飲酒等は従来どおり20歳からとなっていたり、今までの成人式を町は「はたちを祝う会」として行う等、変わらない事もありますので、よろしくお願いいたします。
これから18歳を迎える方、すでに18歳を迎えた19歳の方の多くは学生かフレッシュ有職青年と思います。この成人という節目を機に、それぞれの立場で責任と目標を見つめなおしてください。町は、若人の前途が若竹のように力強く伸び、輝くことを応援しております。
2022年広報のぎ3月号掲載