町政情報

Vol.125 町の鳥・フクロウ

   今年も野木神社のフクロウのヒナがかえりました。新しい生命の誕生の知らせは、うれしく明るい話題です。野木神社は自然豊かな遊水地の近くに位置するため、フクロウにとって暮らしやすい環境なのでしょう。白いひな鳥の愛くるしいつぶらな瞳に見つめられると幸せな気持ちになります。幸せを呼ぶ「招福の鳥」フクロウが町の鳥で本当に良かったですね。
   また「子育てしやすく、暮らしやすいまち」野木町としましても、フクロウの今後の子育てを見守っていきたいと思います。お父さんがえさを捕獲し、お母さんに渡し、お母さんはそれをかみ砕いてこどもに与える様子は何ともほほえましい限りです。家族の愛情が感じられます。そしてひな鳥が自分で捕食し充分飛べるようになった時には、独りで生きていくことができるように、親は幼鳥をテリトリーから追い払うようです。これは厳しくも理にかなった、種を保つための摂理です。
   子どもを育てる中で、保護すべき時と自立・独立させる時期とを逃さないフクロウ親子から学ぶことが多くあります。真っ白くモフモフとした幼鳥から成鳥までの成長過程は、親と子という関係において我々人間にも通じるところが多くあると思いました。
   私は、かつて「親」という字の成り立ちは「木の上に立って見る」と聞いた事を思い出し、親が適度な距離で常に見守るフクロウ親子を見ていて、親と子の立ち位置に思いをはせました。

2022年広報のぎ7月号掲載

このページの内容に関するお問い合わせ先

総務課 秘書広報係

〒329-0195 栃木県下都賀郡野木町大字丸林571 役場本館2階

電話番号:0280-57-4133

メールでお問い合わせをする

アンケート

野木町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
  • 【ID】P-4514
  • 【更新日】2022年9月21日
  • 【アクセス数】
  • 印刷する