野木町では23~27年の5年間の基本計画「のぎ未来プラン」をこの3月に策定し、現在その初年度として実現のための第一歩を踏み出したところです。
   まず、「小さくてもキラリと光るまち 野木町」として、合併しないで現在の自立した自治体の基盤整備を推進していきます。緑豊かな周辺農地や平地林、さらに思川、遊水地などの自然環境を守り、住宅部と農村部の調和のとれたまちを目指して、将来像を「水と緑と人の和でうるおいのあるまち」と掲げています。これを実際に実現する場合の理念を、4項目（〈人間性の尊重〉〈自然との共生〉〈町民との協働〉〈地域力の育成〉）設定しています。その結果として、「優しさとやすらぎに満ちた明るいまち」が実現できればと思っています。
   先の9月定例議会におきまして、22年度の決算のご承認をいただきました。町民と町内事業所の皆さんのお陰もあって、今年も基金に約3億円ばかり積み戻しできました。諸事業推進にあたり、多くの方のご協力をいただきましたことに感謝いたします。自立の町づくりの基盤整備に職員一同、邁進しておりますが、この一年を振り返り、来年への指標とするために、主な事業をここにお示しいたします。
   子育てしやすい町、高齢者が安心して住める町、交通の便も良く暮らしやすい町、自然が残り潤いのある町、誰もが平等に尊重される町など、それぞれ目指す目標を掲げ進んでいます。特に福祉と教育には力を入れてまいります。子育てするなら野木町で、住みたくなる町、野木町へ、という思いでさらなる重点施策の充実に努めてまいります。今年は東日本大震災を経験し、支え合うことの大切さを学びました。「きらり館」もできましたので、皆さんとの協働により、これからもまちづくりを支え合って進めて行こうと思います。よろしくご協力の程をお願いいたします。

2011年広報のぎ11月号掲載