汗ばむほどの日差しに木々の緑はいよいよ色濃く、いつの間にか紫陽花の花が似合う季節となりました。大震災から早3カ月が過ぎましたが後処理もなかなか進まず、本町でも屋根上の養生のブルーシートを拝見するたびに胸が痛みます。町では、すでに4月に住宅修繕支援制度を設置しましたがそれ以上に被災された町民の皆様の精神的ご負担はいかばかりかと、心よりお見舞い申し上げます。今回の災害は、単に巨大地震というだけではなく、2次災害、3次災害の解決が困難であることが問題です。特に放射能被害につきましては、生活環境、産業全般にわたりまして情報をしっかりと把握しながら子々孫々に憂いを残さないように努めたいと思います。
そのような中で放射能の除染植物として一躍脚光を浴びましたものはチェルノブイリでも立証されました菜の花です。その根が放射能を吸収し花や葉には含まれないと言うことです。どん欲に放射能を吸い取ってくれる土壌回復植物は頼もしい限りで、他にひまわり等もあげられています。もうすぐわが町もひまわりの季節になります。町の花ひまわりにはその意味でも感謝したいと思います。この菜の花、ひまわりを是非野木町に今まで以上に広げて行きたいと思います。
いよいよ夏、今、私たちが出来ることは節電節水を心がけたりクールビズやグリーンカーテンを実行したりと様々あると思います。被災地の皆さんの苦しみを考えれば我々の我慢も耐えられるというものです。頑張りましょう。また義援金への皆様の暖かいご芳志に対しましてこの場を借りまして心より御礼申し上げます。日々、更新しております。感謝のみです。
2011年広報のぎ6月号掲載