今年もひまわりフェスティバルが終わり、農家の方々に景観作物として栽培していただいたひまわりが8月いっぱいまで余韻を残して町内各地に見事な花を咲かせてくれました。<ひまわりの里のぎ>はすっかり定着して広まっているようです。これはやはりキラリ項目の一つですのでこれからも大切にしていきたいと思います。
フェスティバルは3日間ではありましたが、私は祭りの後もひまわりを見に来ていただきゆっくりと鑑賞してくださっている方々に何かほっとするものを感じました。また秋口まで各地に点々と広がるひまわり畑をもっと知ってもらいたいと思っています。まさしく太陽のような花に元気づけられることが度々ありました。いつかイタリアトスカーナ地方で見た丘から丘へと続く黄色いひまわり畑はあくまでも油を採るためのものでしたが、その美しい景色を忘れることはできません。野木町産のひまわり油がまたできればいいなあと思っています。
それにしても一人静かに見るひまわりも、たくさんの“ひまわりびと”に見守られているような感じがして元気がもらえます。どんな花でも精一杯の力で咲いています。花が溢れる幸福感は、大人から子どもまで共通したものです。“花のつながりは心のつながり”をモットーに<花いっぱい運動>を町内各地に広げていきたいと考えています。
2009年広報のぎ10月号掲載