町は、「小さくともキラリと光る町」をスローガンに、この町に住む人々の持てる力が十分に発揮されますように、また野木町再発見に向けて、自然や資源に光が当てられますようにと考えているところです。
例えば、旧役場跡地にポツンと残るレンガ造りの倉庫は、何か物語が生まれてきそうな味わいに満ちた建物です。かつて、この町にはレンガ工場があり、そのレンガは東京駅の建物を造営する材料として提供されました。数多くの日本の近代建築の素材として、各地にレンガが運ばれていったことを思えば、小さな“倉”が残された意味も深いと思います。この場所に、皆様のお考えも入れられるような記念的公園が造れたらと思っております。
まだまだ町を見渡せば、キラリと光るスポットが再発見されると思います。おすすめの場所がありましたら、ぜひお知らせください。
皆様のお力を結集しながら、野木町の良さを再発見していきたいと思います。原石を磨けばキラリと光り輝いてくると信じております。
2009年広報のぎ5月号掲載