明治時代に煉瓦を焼くために作られた、いわばレンガの製造工場である「野木町煉瓦窯」が修復され、皆様に改めてグランドオープンすることができてから、早くもこの5月で、10年の月日が経ちました。そこで、町では令和8年度の1年間を通して、グランドオープン10周年を祝っていくことといたしました。
この10年間、何かと煉瓦窯の維持管理に力を注いでくださった多くの方々に、改めて心より御礼申し上げます。また煉瓦窯周辺やホフマン館での魅力あふれる数々の催しにご参加いただき盛り上げていただいた皆様にも感謝申し上げます。それまでは国指定重要文化財であっても、あまり人々に注目されることも少なかった煉瓦窯が、10年前にグランドオープンされてからは、常に人々が訪れていただける場所となりました。他市町からの来客時にも、つい煉瓦窯にご案内してしまいます。それだけ自慢の場所となっているのでしょう。
正16角形の円窯である煉瓦窯は、それ自体が味わいのある煉瓦のパーツでできていて、他にはなかなか無い美しい産業遺産であると思います。かつては煙突から煙を出して息づき、日本の近代化に如何に寄与していた事か、と思うと、現在野木町に残っている事を、つくづく貴重に思います。近代日本の産業遺産であり、国指定の重要文化財となっていることに改めて誇りを感じます。
高くそびえる煉瓦窯の煙突は、野木町のランドマークとして、今日も静かに佇んでいます。
2026年広報のぎ5月号掲載