町政情報

令和6年9月所信表明

   令和6年第5回野木町議会定例会の開会にあたり、私の5期目となります町政への所信の一端を申し上げます。
   はじめに、去る8月4日執行の野木町長選挙におきましては、5期目を目指して立候補させていただきましたが、幸い町民の皆様から多くのご支援を賜ることができ、引き続き町政をお預かりさせていただくこととなりました。町民及び議会の皆様に心から感謝するとともに、課せられた使命と責任の重大さを痛感し、新たな緊張で、身の引き締まる思いでおります。
   これまで4期16年間「やさしさとやすらぎに満ちた明るいまち」を基本理念としてまちづくりを推進してまいりましたが、5期目は、その集大成となるように力を尽くしてまいりたいと思っております。そして町民の皆様に「住んでよかった」「これからも住み続けたい」と思っていただけるような「誰もが幸せを感じる町、野木町」を目指してまいります。幼児、子どもから高齢者まで、誰もが住みやすく暮らしやすい環境を整えることで、全世代型のまちづくりを推進します。それには今までの3重点施策の内容に考慮を加えさらに町が発展できるように努力してまいります。
   まず町の「安全安心策」につきましては、近年の頻発化・激甚化する大雨や地震等の自然災害への備えを強化し、対応策を促進します。これには国の協力のもと、思川右岸への水防拠点整備や左岸への築堤を進めるとともに、耐震補強を進める等、災害に強いまちづくりを推進いたします。
   また、治安の悪化も心配されるところですので防犯にも力を入れて、真の安全安心策を強化していきます。
   学校施設については、児童生徒の皆様が安心安全快適に教育を受けることができるように、屋上防水、外壁改修事業、災害時の避難所ともなる体育館への冷房装置設置を推進し安全安心策の強化をいたします。
   また通学路の歩道設置、道路拡幅、右折レーン設置、無電柱化等、道路交通の安全性を向上させるとともに特に県道3・4・7号小山野木線、新4号国道アクセス道路につきましては、早期の整備完了を目指して栃木県や古河市との協力体制を推進いたします。
   さらに総合サポートセンター「ひまわり館」事業も高齢、貧困、障がい等、町民の皆様が色々な困りごとを気軽に相談でき、安心して暮らしていけるよう、事業内容をさらに充実させます。
   その他、町民の利便性を促進するためにDXの推進にも取り組んでまいります。
   次に「町の活性化策」ですが、今年度も大盛況でありましたひまわりフェスティバルを始め、産業祭や煉瓦窯フェスタは継続して振興を図ります。また、現在検討を進めております「道の駅野木」につきましてもぜひ町内産業の振興を図るためにも実現に向かってまいりたいと思っております。これにつきましては多機能型とともに、2050年までに目指すゼロカーボンシティの一環としても、地域資源を活用しながら、ゼロカーボン道の駅が目指せればと思っております。
   ゼロカーボンシティにとって、平地林の保全も重要な課題ですので、保全策として有効な施策が打ち出せるよう、努力してまいります。
   また、町の基幹産業である農業の振興のために、中谷土地改良区の推進、グリーン農業やスマート農業の振興とともに新規就農者への支援を重点的に進めます。商業の振興については商工会支援策を推進し、また工業の振興については、雇用の創出、財政基盤の強化のためにも、新産業用地の開発を図ってまいります。
   さらに町公共交通デマンドタクシーにAI配車システムの導入や増車を検討し、活性化を図るとともに、希望を多くいただいている新たな循環バスの設置に向けて研究を開始し、実証実験の可能性を図ってまいりたいと思っております。
   これらの施策は、町民の皆様の元気な地域活動が基本となりますので、ボランティア支援センター「きらり館」を拠点に活動を活性化させ、多世代間交流等を促進してまいりたいと思います。地域の人々が孤立することなく、町民の皆様がそれぞれ助け合い、支え合える地域づくりをさらに促進してまいります。
   また、町を支える若者世帯の移住定住を促進するために、移住定住補助金を始め、様々な施策を講じ、住みたいと思われる魅力的なまちづくりをするとともに、全国的な問題である空き家については、空き家バンクの活用を促進し、併せて移住希望者へのPRも強化してまいります。
   最後に、「少子高齢化対策」ですが、子育て支援につきましては、これまでも出産、入学祝い金、給食費や保育料の補助支援、給付型奨学金の支給など、力を入れてまいりました。「子どもは町の宝」と位置付け、子どもが主役の社会を実現するため、支援策の充実に取り組んでまいりましたので、さらに促進してまいります。「こども誰でも通園制度」や県負担による18歳までの医療費の無償化も推進してまいります。
   次に「町の財産」といえる高齢者の皆様には、これまでの安全安心見守りネットワーク事業をさらに充実させるとともに見守りキーホルダー事業とも連携していければと思っております。そのうえで高齢者の方々がもっと地域で活躍できますように施策を工夫したいと思います。買い物や通院等の外出支援、高齢者への配食サービス、ごみ出しサポート事業を充実させるとともに、地域の人々が顔を合わせお互いに協力し、助け合える取り組みを推進していければと思います。
   以上が、私にとりましての5期目の町政にあたる当面の主要施策の所信でありますが、すべては町民の皆様との協働によりまして力を結集して進めなければできないことであります。町民、議会、行政である役場三者が力を合わせなければ成しえないことですので宜しくご支援の程をお願いいたします。
   5期目となる今期は継続を力に変えて、着実な改革を目指し、町の安定的な発展を推進してまいりますので、どうぞ宜しくご指導のほどをお願い申し上げます。
   今後も、議員の皆様ならびに町民の皆様に格別のご支援とご協力を心からお願い申し上げまして、私の所信表明とさせていただきます。
   ご静聴ありがとうございました。

このページの内容に関するお問い合わせ先

政策課 未来創造係

〒329-0195 栃木県下都賀郡野木町大字丸林571 役場本館2階

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  • 【更新日】2024年9月11日
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