近年、薪ストーブを使用する家が増えてきました。それにより、煙や臭いや煤などの苦情が発生しています。使用する際は以下の点にお気を付けください。
(1)点火する時間
どんな薪ストーブでも、本体と煙突が冷えている時には、煙や煤の発生が起きやすいです。薪ストーブの点火時と、ご近所の方が窓を開ける時間や洗濯物を干す時間が重ならないようにしてください。できるだけご近所の方の生活時間を把握し、配慮を常に怠らないようにしましょう。
(2)乾燥させた薪を使用
湿った薪は不完全燃焼を起こしやすく、煙や臭いが出やすくなります。十分に乾燥した薪を使いましょう。点火時にも専用のチップ等、煙が出にくいものを使用し、家庭ごみや建築廃材は使わないようにしましょう。
(3)煙突の定期的な掃除
専門家による定期的な点検や清掃を依頼しましょう。煤の飛散を防ぎ、煙道火災予防にもなります。
(4)薪の保管場所
道路沿いなどに無造作に積み上げると、放火や薪が濡れる原因となります。また、壁際に積み上げると、白蟻や蜂などの害虫を呼び寄せてしまう恐れもあります。自宅から離して積み上げても、隣家の壁に近いところに積み上げれば、隣家に被害を誘発してしまう恐れもあります。乾燥状態を保ちながら、安全に保管できる場所を確保しましょう。