野木町では河川敷や森林にイノシシが生息しています。
用心深く臆病な動物で、昼夜を問わず活動しますが、人間が活発に活動する時間帯は身を隠すように行動します。そのため基本的には人間に襲ってくることはありませんが、発情期や出産前後、怪我などにより興奮していたり攻撃的になっていたり、至近距離で出会ってパニック状態になった場合には人間に向かってくる可能性があります。
対策として野木町では、野木町鳥獣被害防止計画に基づき野木町有害鳥獣対策協議会、野木町鳥獣被害対策実施隊を組織し、野木町全域の頭数削減を行っています。また、イノシシの目撃情報が寄せられた際には、関係機関に情報共有を行い、有事に備えた体制をとっております。
遭遇した場合
遭遇しないために、生息域(河川敷や森林、その付近の藪)に近づかないようにすることが大切です。生息域に近づく際には、暗い時間帯前後は音のするものやライトを持つ等の対策が必要です。
イノシシやウリ坊(イノシシの子供)に遭遇した場合には次のことに注意してください。
(1)落ち着いてゆっくり刺激しないように行動する
大声を出したり、棒を振り上げたり、石を投げたりして追い払おうとするとイノシシが興奮して大変危険です。
急に走り出したり、背中を見せたりせずに、ゆっくりと後退してその場を離れて安全な場所へ逃げましょう。イノシシから人間が 見えない場所やイノシシが簡単に登れない場所が安全です。
逃げるときにはイノシシの正面に立つとイノシシの逃げ場、通り道を塞がれたと勘違いして攻撃してくる場合があるので横に移動 しましょう。
(2)ウリ坊がいる場合、母親が近くにいる可能性が高いので注意してください。母親は子供を守るため気が立っていることがありま す。
対策方法
1.習性を知る
被害を防ぐためには、まずイノシシの習性を知ることが重要です。
習性を知れば、より効果的な対策を取ることができます。
栃木県が発行した冊子「シシナビとちぎ」で基礎的な知識を確認しましょう。
2.情報を収集する
被害は地域ごとに様々です。「農作物が荒らされる」「通学路に出没する」など具体的な被害の情報を整理しましょう。この後の対策をする際の要点がまとまり、地域の目標が明確になります。
「とちぎ獣害対策アドバイザー派遣事業」では地域に専門家を招き、助言を受けながら効果的な対策を考えることができます。
参考:栃木県HP「とちぎ獣害対策アドバイザー派遣事業について」
3.対策する
被害を防ぐためには、次の3つの対策を組み合わせて地域全体で継続的に行うことが効果的です。
参考:栃木県HP「イノシシの被害対策の紹介」
(1)環境づくり
イノシシは体を隠せる藪や茂みを好みます。生息域から続く藪などの刈り払いを行うことで、イノシシを近づかせにくい環境を作ることができます。
また、果実が収穫されずに放置された果樹や、農作物の残骸などの餌場となってしまう場所を作らないようにしましょう。
(2)抑止
イノシシの生息域との人間領域の境界、住宅や農地の周辺に柵などを設置することで侵入を防止することができます。
柵はイノシシの習性や被害状況を考慮して設置しましょう
(3)捕獲
環境づくりや抑止をしても生息域から人間領域に入ってきてしまうイノシシを捕獲、駆除することで被害を抑えることができます。
捕獲するためには県での狩猟免許の取得、町での捕獲許可が必要です。
参考:野木町HP「イノシシの捕獲手順」