食品ロスの削減について
食品ロスという言葉をご存知ですか?
食品ロスとはまだ食べられるにも関わらず廃棄されてしまう食品のことで、国内で一年間に発生する食品ロスの量は643万トン(平成28年度農林水産省推計値)になります。この量は国民1人あたり1日139g(ご飯一杯分)、年間で51kgと言われております。
わが国の食料自給率はカロリーから見るとおよそ40%にしかならず、食料の半分以上を輸入に頼っている状況であるにも関わらず、これだけの量の食品を廃棄してしまっているのが現状です。
食品ロスの主な原因
家庭系
食べ残し
食卓にのぼった食品で、食べきれずに廃棄されたもの
直接廃棄
賞味期限切れ等により使用・提供されず、手付かずのまま廃棄されたもの
過剰除去
厚くむき過ぎた野菜の皮など、不可食部分を除去する際に過剰に除去された過食部分
事業系
食品製造業、食品卸売業、食品小売業
- 製造・流通・調理の過程
◆破損系 ◆返品、納品期限切れ ◆過剰生産、在庫 ◆売れ残り など
外食産業
- 調理・販売の過程
◆食材廃棄 ◆仕込みロス ◆調理くず ◆食べ残し など
食品ロスを減らすには
買い物のとき
- 買い物の前に冷蔵庫の中身を確認して必要以上に買わないようにしましょう
- 食材はなるべくこまめに買うようにしましょう
- すぐに使う予定の食材は、手前に陳列されている期限が近いものを買うようにしましょう
調理のとき
- 食べきれる量だけを作るようにしましょう
- 無駄が生じないように食材を使い切るように心がけましょう
- 賞味期限が切れててもすぐには捨てずに食べられるか確認しましょう
- 「料理はおいしく食べきり」、「食材はムダなく使いきり」、「生ゴミはギュっと水きり」の3つの「きり」をフレーズとした「とちキャラーズの3きり運動」
外食(宴会)のとき
- 料理の量を調整できるお店や、食べきれない料理の持ち帰りができるお店を選びましょう
- 料理は食べきれる量を注文するようにしましょう
- 宴会開始後及び終了前のそれぞれ15分間を「食べきり15(いちご)タイム」として、自席で料理をしっかり食べるよう心がけましょう。(とちぎ食べきり15運動)
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関連リンク
- 食品ロス削減について(栃木県ホームページ)
- とちぎ食べきり15(いちご)運動(栃木県ホームページ)
- 食品ロスとは(農林水産省ホームページ)