私たちは、病気やけがをしたときに経済的に心配することなく安心してお医者さんにかかれるようになんらかの医療保険に加入することになっています。これを『国民皆保険制度』といいます。国民健康保険もその医療保険の一つです。
職場の健康保険に入っている人や、生活保護を受けている人以外は、みんな国民健康保険(国保)に加入します。加入するときや、脱退するときは届け出が必要です。
国民健康保険は主に次のような給付を行っています
療養の給付 | 病気やけがでお医者さんにかかったとき、保険証を提出すれば医療費の7割(小学校入学後~69歳)、8割(小学校入学前、平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎える方。ただし、一定以上所得者は7割)、9割(平成26年4月1日までに70歳の誕生日を迎えた方。ただし、一定以上所得者は7割)を国保で負担します。 |
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高額療養費 | 医療費が高額になり、一部負担金が一定の額を超えたとき加入者の負担を軽減するため、その超えた分の医療費が払い戻されます。 |
療養費の支給 | (いったん全額自己負担したとき) 医師が治療上必要と認めたコルセットなどの装身具代は、窓口へ申請し審査で決定すれば自己負担分を除いた額が払い戻されます。 |
出産育児一時金 | 国保に加入している人が出産したときに、500,000円(産科医療補償制度未加入の出産は488,000円)が支給されます。 |
葬祭費 | 国保に加入している人が死亡したときにその葬儀を行った人に対して、50,000円が支給されます。 |
- 各種支給制度もご覧ください。
国民健康保険税
国保の加入者は給付を受ける権利と保険税を支払う義務があります。保険税は医療を受けるための財源です。必ず納期内に納めてください。
国民健康保険証の再交付
保険証をなくしてしまったり、やむを得ず汚してしまったときは保険証の再交付をします。印鑑、保険証、身分証明書、個人番号(マイナンバー)のわかるものをご持参ください。
保険証は医者にかかるときだけでなく、身分証明書としても使用されることがあります。手元で大切に保管しましょう。