野木町は、栃木県の南の玄関口であり県境の町でもあります。そのような地の利を有効に活用するために、町は古河市、加須市(最初は北川辺町と)と「三国サミット」を構成してきました。「三国」とは、三国橋に由来しています。橋は、かつて渡良瀬川と思川の合流地点付近に架けられていて、その場所が、下野(野木)、下総(古河)、武蔵(加須)の三国を跨ぐ場所であったためです。
これまで三市町間では公共施設の相互利用や災害時の相互応援の協定を結び交流を深めてまいりました。それぞれ違う県に属しながら、県境独特の特徴ある結びつきを持ってきました。この度、そこに群馬県板倉町が仲間入りすることになりました。これはお互いに県境の自治体として、県域を越えた自由な活動を広げようという意志の表れです。これによって、更に相互交流が促進されればと思っています。
そこでまた相応しい名前をということで、知恵をしぼり、「関東どまんなかサミット会議」と決定しました。なんだか大きな気持ちになる名前ですが実際2市2町の真ん中は、関東平野の真ん中であり、「どまんなか」ということで、力を合わせるにはもってこいの名前となりました。
どまんなかに位置する4市町がガッチリとスクラムを組んでいくことが大切だと思います。
もちろん県内の小山市、栃木市との連携は言うにおよびません。より豊かな町民活動のためにも、より深い相互交流のためにも「関東どまんなかサミット会議」が大いに役立ってくれれば幸いです。
来る4月1日から施設の相互利用が本格的に始動します。詳しくは、総合政策部政策課政策係へ(57-4101)
2015年広報のぎ3月号掲載