いよいよ出水期となり、全国各地で水による被害が報道されています。野木町でも水害への備えは第一に考えなければならない課題となっています。皆様にもお配りしたハザードマップにより、ご自身の地域の危険度を日頃からよくご認識いただければと思います。そのうえで安全な避難所へのルート等を実体験していただければと思います。
また、自主防災組織や消防団の皆様にも大変お世話になっております。さらに、地域の防災体制をしっかり整えていかなければと思っております。「ご自分の命はご自分で守る」という意識を強くお持ちになって、普段から、安全な親戚宅や友人宅等への避難についても話し合っておくことが大切なことだと思います。
町としましても、有事の際にはまず「災害対策本部」を立ち上げ、正しい情報の速やかな把握に努め、職員を配置し、避難所を開設します。なによりも町民の皆様の命を守るために、全力で取り組みます。もちろん町民の皆様と力を合わせて、避難時には特に弱い立場となる、高齢者や障がい者、乳幼児等の皆様の速やかな避難を「見守りネットワーク」や民生委員の皆様と連携し、力を合わせて成し遂げていきたいと思います。常日頃の隣近所への声かけ等、地域で力を合わせていきましょう。
出水期の折、特に皆様の安全な避難について色々お願い等書いてしまいましたが、まずは皆様の安全が第一と考えてのことですのでお許しください。
今年も野木町全体、またこの県南と茨城南西部地域全体の流域治水の被災が大きくならないように祈るばかりです。もちろん日本および世界中の平安を祈ることは当然のことですが。
2022年広報のぎ9月号掲載