今年も早いもので、もうすぐクリスマス、年の瀬と終りに近づいてまいりました。近年では地球規模で気象の変動が激しくなり、世界各地で今までにない水害や山火事、地震等が報道されました。日本でも今年は、台風、地震、豪雨等が各地で起こり、そのたびに大きな被害の状況が映像に映し出されました。突然災害にあって困りはてた人々の様子は、拝見するのもつらい事でした。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
それに比べて比較的災害が少ない野木町としては、今年も何事もなく過ぎつつあることに感謝しております。そして、つくづく住みやすい町だと思います。住んでいる人々及び関係する皆様の「心」「気質」が穏やかであることも、住みやすさにつながっているかもしれません。町の自然、人、環境、産業、交通、文化財等々すべてが相まって、この町の住みやすさにつながっているのでしょう。これも多くの先輩、先人たちが育んできてくださった結果だと思います。
今年は「関東どまんなかサミット」等で、近県、近隣の市町が連携をとれるようになった記念すべき年でもあったと思います。県境にあるわが町は、今後も近隣の自治体とよく連携をとっていくことが住みやすい町づくりには必須のことだと思います。
ところで「関東どまんなか」といいますが、「野木町音頭」(なかにし礼作詞)では、『どんと胸はり 生きよじゃないか ここが日本の真ん中だ 野木はよい町 よいところ』等と、うたわれておりますので、この際、野木町を“日本のど真ん中”位の大きな気持で捉えるのもいいのではないかと思います。
また、今年初めての海外派遣で、ニュージーランドに行った中学生たちは、実に和やかに現地の生徒と交流を深めていました。私はその様子を見て、若いエネルギーに大きな期待を致したいと思います。いつの日か世界を舞台に羽ばたく日が来ることを夢見て、帰国した次第です。
このように、概ね今年も無事に終わりそうです。いや、町としては町外にも目を向け、一歩前進した記念すべき年となったと思います。“日本のど真ん中”として大いに未来に羽ばたいていきましょう。
年の終わりに少しわがまち自慢になりましたが、一番大切なのは、皆様ご自身の自慢できる材料が増えていくことだと思います。そして、町の最大の自慢は皆様ご自身です。
来年も皆様のお幸せをお祈り致します。
2017年広報のぎ12月号掲載